大学生のアルバイトには結婚式場が断然良い!ブライダル業界経験者が仕事内容を教えます!
ゆーちゃんです!
もうすぐ新生活も始まる事で、地方から東京へ来る新大学生の方も多いと思います。
初めての一人暮らしに期待と不安でたまらない時ですね!
そこで何より心配なのは「お金」。
仕送りをもらってるにしても、それだけでは足りない!生活に余裕が欲しいってなるとやっぱり自分自身でお金を稼いでいかなくてはなりません。
生活を切り詰めていると経験を積んでるなあって実感する一方で、実家暮らしでお金の心配がない同級生とか見てみると・・・もう!ってなりますよ。
私がそうでした(笑)
そこで私自身が働いて良かったなーって思う職業第一位の「ブライダルスタッフ」を今日は紹介しようと思います!
まず結論から言うとブライダルのアルバイトは絶対オススメ!
理由は
・ビジネスマナーが圧倒的に鍛えられる
・人と携わる限り大切にしなければならない、立ち居振る舞い・言葉遣い・身だしなみを高いレベルで学べる
・扱っている商材が高額の為(披露宴1回で約300万円~)緊張感が半端じゃない
・サービス、料理共にプロ中のプロが多数在籍している為、自然とプロの仕事の仕方を
覚える
・将来高級レストラン等に行く事があっても、ドレスコードやテーブルマナーを全て抑えているのでビビらないで自然に食事が出来るようになる
実際私は結婚式場のアルバイトを辞めた後、カフェレストランで働いたことがあるのですがあまりのレベルの違いに驚きました。
「こんなに違うのか・・・」って。
居酒屋やカフェ、レストランチェーンで働くより時給等考えても断然オススメ出来ますね。
拘束時間・時給について
これは常備スタッフとして働くなら別ですが、式場でバイトをするとなると配膳スタッフとして働くことになると思います。
配膳スタッフとは、婚礼パーティーや式典などでドリンク・料理を運ぶ人の事です。
結婚披露宴に出席したことがある人は分かりますかね?あの人たちのこと。
拘束時間は披露宴専属スタッフなら、主に土日祝の勤務になると思います。
後述しますが、披露宴がどれぐらい入っているかによって時間数は変わります。
1件しか入ってなければ4~5時間程度、3件入っていれば10~12時間程度になるかと。
時給については結構高いところが多いはずです。
私が結婚式場でバイトをしていた頃は時給1,400円でした。
周りの人もそのぐらいもらってましたね。
拘束時間は披露宴専属スタッフなら、主に土日祝の勤務になると思います。
後述しますが、披露宴がどれぐらい入っているかによって時間数は変わります。
1件しか入ってなければ4~5時間程度、3件入っていれば10~12時間程度になるかと。
髪型・身だしなみ
大学生でオシャレをしたい時期にとっては、キツイと感じる人もいるかもしれません。
髪型は基本ジェルかグリースなど艶(ツヤ)が出る整髪料でキッチリしていなければなりません。
男性はもみあげ部分や襟足を伸ばしっぱなしはNG。
髭なんか深剃りも深剃り。
清潔感のある・・・ってやつです。
女性も同様で髪の毛が肩上・肩より長い場合は一つに結ぶ。
すごく長い方は、お団子にした髪の毛をネットでまとめます。
この辺は飲食店なんかも同じです。
カフェなんかだとゆるい場合がありますが、基本はスッキリまとめる。
ゲストから見て清潔感のない髪型はダメです。
制服は普通は貸与される事がほとんどなのであまり気にする必要はないと思います。
制服は式場や雇用契約を結んでいる会社が管理しています。
ジャケットやパンツ、スカートは貸与されると思いますがシャツは自前で用意するところも多いです。
汚れた制服、しわしわの制服なんか絶対着られません。
即刻「着替えてこい!」って言われます。
身だしなみに関してはどの業界よりも厳しいと感じます。
でもこの身だしなみの意識が高い事は、今後の人生においても非常に重要。
人は見た目で判断されることが本当に多いです。
仕事が出来る・出来ない関係なく、第一印象でその人の評価が決まってしまう事だって社会人になってからも全然あります。これ本当。
仕事内容
主に担当していた業務は披露宴の進行・管理が中心。
3年ぐらいやっていたんですが、徐々に仕事をまかせてもらえるようになり最終的にはキャプテン職(飲食店でいう店長代理的な?)まで務めるまでになりました。
入りたての頃は研修をみっちり1週間受けてからの現場デビュー。
めちゃくちゃ緊張したなあ。
料理が乗っている皿を左手で3枚、右手で1枚持てなければサービススタッフとして使い物になりません。
最初は難しくて出来なかったんですけど、やれば出来るもんですね。
料理によりますが、洋食のオードブルなんかだったら左手で4枚持てるまで出来るようになりました。
あとフォークとスプーンを片手で扱ってトングの様に扱える技術も得ました。
これ地味にご飯とか食べに行った時に、この技術を使うと「おぉー、すごい」なんて言われる時があります。
大抵の友人からは「カッコつけんなよ!」って言われますけど(笑)
サービススタッフは、決まったテーブルを基本一人で持ち回ります。
「今日はあなたは親族席ね」
とか
「今日はメインテーブル(新郎新婦の席)頼むわ」
とかですね。
メインテーブルを担当する人が言ってしまえば一番格上の人になります。
メインテーブルへのサービス(料理提供)をするまで、他のテーブルへのサービスは出来ません。
全てのサービスの前に必ず一礼をしてからサービスに入ります。
粗相(そそう)があった場合はどうする?
粗相とは簡単に言えば、ゲストの衣服や持ち物にドリンクや料理をこぼしてしまう事です。
これ大問題です。
場合によっては披露宴の料金を頂けない事まであり得ます。
披露宴の料理が洋食の場合は注意が必要です。
洋食の場合乾杯酒は大体シャンパンが多いです。
シャンパンを注ぐグラスがシャンパングラスならまだ良いのですが、フルートグラスと呼ばれるグラスの場合。
このグラスめっちゃ細いんです。
もうボトルの口とほぼ同じじゃん!ってぐらい。
ボトルでドリンクを注ぐ際、注ぎ終わったらボトルの口を軽く回してドリンクがこぼれるのを防ぎます。ドアノブを回すようなイメージ。
この時に慣れていないサービススタッフがやると、ボトルをグラスに当ててしまってこぼしちゃう・・・。って事態があります。
ワイン。これも同様の理由です。
ワイングラスも注ぎ口が少し狭くなっています。
赤ワインなんて粗相した日にゃあ、もう。想像もしたくないですね。
これをやってしまったら、即マネージャーに報告です。
もう全てマネージャーに任せます。出る幕はありません。
時間は絶対に遅れられない
1回2時間30分の結婚披露宴が11:00・14:30・18:00に毎週末組まれていました。
一回転目が終わって次の披露宴まで1時間で全てお迎えの準備を整えなければなりません。
遠方からいらっしゃっている方もいる為、時間は絶対に遅れることは出来ません。
それでも、余興や諸々で進行が遅れてしまう事があります。
その時のバックヤードはまさに戦場。
1回転目の披露宴が和食で2回転目が洋食、3回転目に和洋折衷なんて日にゃあ・・・。
小峠よろしく「なんて日だ!」って叫びたくなります。
新婦さんの装いもこだわりがあって、お色直しって和装から洋装(ドレス)、もしくは洋装から洋装って感じで一回なんですよね。
そのお色直しを2回やる方もいらっしゃる。
一生に一回の事なのでこだわりたいですよね。分かります。
でもお色直しが2回入ってる日に披露宴3回転は本当にきつい。
2時間30分の披露宴進行も遅れるわけにはいかないし、料理は全てコース料理だから時間内に出し切らなければならない。
サービスアップ(料理提供がすべて終わりサービスを終了すること)は披露宴終了時刻の30分前までが基本です。
新婦友人の女性の方に多いのですが、料理を食べないでずっと写真を撮影されるんですよね。席にいないんです。
だから料理は溜まっていく一方。
それでも出し切らなければならない。
新婦友人卓は特に最後の方なんか悲惨ですよ(笑)
披露宴と披露宴の切り替え
一回の披露宴で終わればそこまで大変ではないと思うのですが、スタッフにとってはここからが勝負。
1時間で次の披露宴の準備を完璧にこなさなくてはならないからです。
実を言うとこの切り替えが私は大好きでした!
もうジェットコースターのような慌ただしさで、年上年下関係なく指示の飛び合い飛ばし合い。
「次の引き出物の準備どーなってます!?」
「ケーキ入刀が次は頭にあるから製菓に連絡しといて!」
「料理説明あるからシェフに〇〇時に来てもらうように手配して!」
「テーブルクロスが汚れてるよ!張りなおしてー!」
「ゲストの名札の字が間違ってる!すぐに訂正させて!」
手も足も頭も口もフル回転させながら切り替えをやっていきます。
そして準備が無事に終われば、スタッフ全員が何事もなかったかのように笑顔で次のゲストの対応に入るのです。
段取りよく仕事をしながら、各ポジションの把握をし、スタッフをうまくまとめないと絶対に終わりません。
その為には、披露宴が行われる日だけでなく、前段階での準備と計画が不可欠。
その日のテーブルクロスの手配、ゲスト数に合わせたナプキン数、人員配置、装飾や披露宴プランなど、確認事項は山ほどあります。
何か不備が見つかれば報告と連絡もします。
それを確認しきった上で切り替えに入るのです。
仕事で必要な報告・連絡・相談をやらざるを得ないので、仕事が出来るようにならないわけがないですね。
同時にこの切り替えを先頭に立って出来るようになったら、それは「リーダーシップ」があるって胸を張って言って良いと思います。
仕事のやりがいは半端じゃない
披露宴が無事に終了した時の充実感は半端じゃないです。
新婦さんの手紙なんか、私は何百回見ていても毎回泣いてました(笑)
泣きそうな顔を我慢しているのを見ると、こっちが先に泣いちゃうんです。
これは最後まで慣れなかったですね・・・汗
怒涛の一日を何事もなく終えられた時の充足感と達成感は、やった人にしかわからないと思います。
まさに全員で一つの目標を追っている感じです。
結婚式場で得られるスキル
ここで覚えた仕事はまさに一生モノ。
職種がなんだろうが関係ないです。
今後社会で働く上で必要な事は全てここで学んだと言っても過言でないぐらい。
先輩や上司の方はすごく厳しかったです。
失敗しても良いからっていう風に言ってくれる時もありますが、基本的に披露宴では「絶対に失敗するな」という風に育てられましたから。
今も当時の上司には頭が上がりません。
結婚式場の雰囲気や働いている人たちの雰囲気
結婚式場は華やかな雰囲気がありますが、実際の裏側は全然華やかではないです(笑)
ゲストから求められているものも大きいですしね。
その積み重ねがあってか、ゲストは最初から「ここなら大丈夫」という雰囲気でこちら側とも接してくれます。
昨今では、飲食業界やサービス業界の大変な部分がクローズアップされがちですが、私が働いていた時はそういった雰囲気を感じる事は少なったです。
シェフや先輩は厳しさの塊。
一度洋食に使用するお皿をウォーマーに入れ忘れてしまった事があったんです。
その時は普段優しい先輩が部屋まで飛んできて「準備出来てねーぞ!担当誰だよ!」って怒鳴られた事があります。
その時は食洗器にお皿を全て突っ込んで、食洗器の熱で温めるという力技で乗り切りましたが・・・・。
その後に先輩から厨房で働いているシェフの事、その料理を楽しみに来るゲストの事を説明されました。
一つのミスが色々な人の期待を裏切るという事を知りました。
それだけ皆、仕事に対して厳しく真摯に取り組んでいます。
社会人になってブライダルで働いて良かったと実感したこと
まず礼儀が完璧に身に付いたと思っています。
段取りを組んで仕事をする事も覚えました。
ここでの経験が今もPDCAサイクルを回す礎になりましたね。
リーダーシップも身に付きました。
声を敢えて大きくしないといけない事も学びました。
それまでは人の言う事を素直に聞くだけだったのですが、自分の頭で仕事のイメージを描いて疑問点やつまずきそうな部分は前もってつぶせるようになりました。
そして何より全員が本気で仕事に取り組んだ経験を得られたこと。
ここは何より大きいかも知れません。他の事が何も考えられなくなるぐらい、仕事に打ち込める環境ってなかなかないと思います。
趣味でも何でもそうですけど、ハマれば人は何でも面白く感じます。
ゲームだろうが家事だろうが何を面白いと思うかは人それぞれ。
それがたまたま仕事だったという事になりますが、仕事にハマれる機会ってやっぱり少ないです。
人は楽な方に流れますからね(笑)
だから私は幸運だったと思ってます。
大学生だけじゃなく一度は経験してほしいブライダル業界
どの業界でもそうですけど、仕事を探す際にネットを使って色々情報を調べると思います。
例えば今回のお話しなら「ブライダル 結婚式場 アルバイト 実際」とかですかね?
調べれば調べるほど色々な人の意見に触れられると思います。
が、これにはまってしまうと挑戦の第一歩が踏み出せなくなります。
良い面も悪い面も必ず出てくるからです。
ネットの情報だけでなく、可能なら実際に働いてみたい職場を見てみるっていう事もここでおすすめしておきます。
長々と書いてしまいましたがいかがでした?
私の人生に大きな影響を与えてくれた仕事です。
これから新生活を始める大学生のアルバイトとして絶対オススメですし、大学生だけじゃなくフリーターの方にもオススメします!